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たくさんの挫折とほのかな希望 ~私の就活~

私の就活はとりあえず!終了した。3月19日以降は、とある会社の契約社員として働き始めることができ、それはそれで緊張の連続である。きちんと業務をこなしていけるかどうか、正直なところ不安なのだが、
息子が最近気にいってよく歌っている歌詞のように、「そうさ100パーセント勇気    もう頑張るしかないさ~」で
いこう。

それにしても、私の就活は挫折の連続だった

まず前提条件が厳しい。
40歳。小さい子がいるシングルマザーということで、勤務時間は、9時17時的仕事が希望。
残業は、あまりできない。日曜祝日は休み希望(息子の保育園は日祝休み)。
これだけで応募できる求人はかなり減る。
そして、今までの職歴の整合性がない、一見バラバラ、キャリアを築いている感じではない(博物館ガイド⇒イギリスの障害者施設で介護⇒派遣会社に所属し庶務事務)。イギリスで介護の仕事をしたけど、私は腰が弱い(腰痛が起こる)ため、あと30年働くことを考えると、、、、日本で無理をしながらフルタイムの介護の仕事をすることは、難しいと考えた。

そこで、事務系受付系福祉系の求人にトライした。

まず書類選考でふるいにふるい、ふるい落とされまくった。
やっと到達した面接でも落とされまくった。
とある福祉系法人での面接では、良い雰囲気だったのに、運転できないという理由で落ちた(私はイギリスでは運転していたが、日本ではペーパー。だが、運転は基本的に嫌いだから、もう二度と運転したくないのだ)。とある研究所事務職では、6~7人ほどのオジ様オバ様たちからの冷たい視線の中で、理数系の筆記試験をやらされ、あえなく落ちた。とある団体では、緊張のあまり、プライベートなことまでしゃべりすぎたのか、試験監督の柔和な目が、面接終了時には氷のごとく変貌していた。またある公益法人事務職の面接では、必死に自己PRする私に対して、「(PRできるのは)それだけ?」と一刀両断の目にあった。
せっかく書類選考に通過しても、あまりに面接が落ちるので、「私は、人間的にもうダメってことなのか、、、」とまで思い、落ち込んだ日々

でも、、、「捨てる神あれば拾う神あり」とはこのこと。今の会社には感謝感謝、なのである。       
だって、この会社の面接⇒
私「えー、私、腰痛があるので介護のフルタイムのお仕事は難しいと考えて、事務系の仕事を探しております」
しばらく面接官と話をした後、ふいに、、、、
面接官「ところで、この仕事はデータ入力などの他に、重い書類を倉庫から運び出す仕事もあるのですが(そんなこと求人票には書いてはおらん!!)、、、腰痛あるんですよね? 大丈夫ですか?」
私「(蒼白、しかし、ここまで来たら何が何でもチャンスをつかむんだい!)はい、大丈夫ですっ。重いものを持ち上げるテクニックも会得しておりますし、いざとなれば腰痛ベルトをしながら作業しますっ!」
。。。。どこまで説得力があったのやら、、、ですが、、、。感謝! 



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別れの日

今日で派遣先での就業が終了した。

11月9日からほぼ4ヶ月。やっと事務所のどこにセロテープやら付箋やらの文房具類が置いてあるのか把握し、電話の独特な取り方にも慣れ、事務所スタッフ及び警備さん、清掃の方とも仲良くなったのに、去らなければならない。
日本に帰国して初めてのフルタイムの仕事だった。始めは、大丈夫だろうか、受け入れてもらえるだろうかとひたすら不安だった。

ここで、書類作成やデータ入力といった事務職の王道?から、受付案内業務、パワーポイントを使ってのプレゼン、営業的な外回り業務、保育補助、ひたすらシール貼りやスタンプ押しといった内職業務、椅子の組み立てや蔵書の移動といった力仕事まで、多彩な仕事をさせてもらった。何か提案し良しと判断されれば、どんどん取り入れてくれた。
一緒に派遣された人達とも、チームワーク良く和気あいあいと仕事をすることができた。
細かいミスはしたし、ドジをさらけ出したり、思い込みで人に迷惑をかけちゃった事実はあるけれど、、、

ここに派遣されて仕事ができて、本当に良かった

そればかりではない。この街の職場から最寄駅までの入り組んだ近道、100円ショップまでの道筋、美味しいお団子屋さん&イタリアンのお店、、、とすっかりなじんできたのに、もうこれらの道やお店に行くことはよほどのことがない限り、ないであろう。
涙が出そうなくらい、さびしく感じる

これまでの人生で、フルタイムの仕事では3つめの職場だったけど、こんな短期間に、これほどこの現場に、街に愛着を持つようになったとは、、、

どうも有難うございました! すくらむ21!

働き方革命無料シンポジウムに参加して

先日、派遣先の研修、ということで、東京都港区とNPO法人フローレンスの共催無料シンポジウムに行ってきた⇒働き方革命無料シンポジウム~中小企業がコストをかけずに社員のモチベーションと採用力を高める方法~

私のテーマ、「ワーク・ライフ・バランス」に関連して、経営者サイドの見方、アイデア、工夫がうかがえて
大変興味深いものだった。
NPO法人育て上げネットの理事長が、育休を取った時に、授乳以外の家事を全部したとのことだが、毎日の犬の散歩で、公園に居たら不審者に勘違いされたり、ホームレスの人からは、「新人」なのに挨拶しないと注意?されたことが、笑えた、、、。いくら育休を取っているのだ、と説明しても、皆理解できなかった、、、とのこと。そうなんでしょうね、いい年齢の男性がただ公園にいるというのは、今の日本の社会では、「普通ではない、ありえない」ことなんだろうな、、、、。

手造りビール醸造所を訪ねて

場所は商店街の外れ。駅から徒歩10分。決して仕事帰りに気軽に立ち寄る場所にあるわけではない。はっきり言って辺鄙な場所にある。知る人が意識して通う、あるいは近所の人がふらっと入る、そんなお店。が、繁盛しており、地域活性化の成功例として注目を集める。それが、川崎市多摩区にある、クラフト ビア ムーンライトである。
併設の醸造所でビールを作り、、作りたての生ビールが300円から飲める。またおつまみも手作りで、300円からの価格。野菜ビール漬け、野菜牛モツビールみそ煮、ビールアイス、なんてのもあった。
パブの内部は至ってシンプル。凝った照明もなく、間引きされた蛍光灯のもと、シンプルな作りのテーブルに椅子が並んでいる。

ここは、ムーンライト株式会社が運営。オーナーの髭爺ことYさんは一癖ある人物である。ビール工房を設立するようになった経緯、日本の法規制について語り出すと止まらない。大いに語る語る。「酒は食文化なんですよ。日本が自家醸造を禁止しているのはおかしい」
彼は利益のことを考えているのではない。シャッター街になってしまっている商店街に活気を取り戻すため、わざわざそうした場所に経営しているのである。このようなビール工房を普及したいと、モデル店舗の意味でこのお店を作ったとのこと。

それが証拠に我々「ソー~ビジネス」研修生に向かい同じビールビジネスを始めないかとかき口説く。
 「味噌汁が作れる人なら大丈夫。」「鍋とバケツがあれば、誰でもビールが作れる。」 
このお店では、手作りビール講習会も開いているそうだ、、、。


NPO法人フリースペースたまりば

星の数ほどあるNPO。
普通の企業が手を付けようとしない、そして行政の行き届かない分野に参入しているのがソーシャルビジネス。

わたしの参加している「ソーシャル~ プログラム」も佳境を迎えつつある。
11月1日、2日の両日はバスツアー。川崎市内のソーシャルビジネス団体(NPOや株式会社)を訪問。

この2日間に訪問した団体の事業概要に、経営姿勢に驚いたり、感心したり、胸を熱くしたり。

私は、ここで幾つか是非紹介したいという気持ちが止められない。

まず、ガツンと衝撃を受けた、
川崎市子ども夢パークNPO法人フリースペース たまりば 
「夢パーク」と聞いてイメージしていた場所(ディズニーランド的なパークを想像していた)は、訪問してみると、、、、何これ??? 美しい遊具どころか、異様な光景が、、、。
木でできた掘立小屋が立ち並び、、、。よく見ていると”とんてんかんてん”と音。子どもたちがトンカチを取り、のこぎりを取り、掘立小屋を組み立てている(11月6日のイベント、「子ども夢横丁」の準備だったそうだ)。ここは、そうした「危ない」とされる道具も子どもたちが自由に使用できる。たき火をして、マシュマロを火であぶっていた子ども達も見た。パーク内を歩き回ると、水遊びしている子あり、秘密基地めいたものあり、、、いたるところに穴ぼこも。気を付けないと転んでしまう。泥んこ遊びももちろんご自由に! 
ここでは、よくある「完成された既製の遊具を決まった使い方で遊ぶ」こととは無縁。子ども達はここでは外遊びを思いっきり楽しむ。けがと弁当は自分もち。自己責任の世界。大人は基本的に手出しをしてはいけない。だが、スタッフは常駐だし、分からないことは聞けばよい。ここは、安心してトライ、失敗できる場なのだ。
そして、この夢パーク内に併設されている、学校や家庭・地域の中に自分の「居場所」を見出せない子どもや若者たちが集まるスペース、フリーズペースえん。一日の過ごし方は、それぞれの子供が自分のぺースに合わせて、自分でプログラムを考えて活動している。「不登校」というと、従来は、また学校へ戻るよう「指導」していくスタイルが普通だった。しかし、ここは、 「だれもが『生きている』  ただそれだけで祝福されている」 をテーマに、決して子どもに押し付けることはしない。
「夢パーク」と、「フリースペースえん」を運営しているのがNPO法人フリースペースたまりば(夢パークは、川崎市生涯学習財団と共同運営)。代表のNさんのお話がまた、素晴らしかった、、、。不登校や引きこもりの子供たちと向き合って25年。彼の絶え間ない笑顔から、しかし子供たちに対する、今の社会に対する思いというか、信念が伝わってくる、、、。




プロフィール

パイナップルスクール

Author:パイナップルスクール
2013年を迎えました。
みどみどと申します。
5歳の息子と71歳になる母と暮らしております。
直近の簡単な経歴
・イギリス生活7年。身体・学習障害のある方のサポートをするお仕事をしておりました。結婚、出産したものの、旦那と別居し、帰国。
・それから1年あまりにわたる求職・ 訓練期間を経て。
・現在は某会社の契約社員として、製薬企業 に派遣され、文書管理の仕事をしております。
 契約期間は今年3月まででしたが、9月まで延長することができました。

現在のテーマ…
・今更ながらの資格取得(MOS、TOEIC、電子文書管理)。
・ぼちぼち身体の立て直し(歩くことから、少しずつ!)。
・いかに息子に自然と触れさせるか、、、。・節約 ・家族との平穏無事な生活 ・バイリンガル育児あきらめ、「少しずつでも、英語とポーランド語に慣れよう」育児 ・お世話になった人に少しずつ恩返し ・防災対策 ・ホ・オポノポノ、感謝・時間を見つけて友人たちと交友すること。

今週のコメント…
やっと私にも春の萌し、、、。
感謝、です。




2013/3/29更新

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