- 2011-11-04 :
- 仕事
手造りビール醸造所を訪ねて
場所は商店街の外れ。駅から徒歩10分。決して仕事帰りに気軽に立ち寄る場所にあるわけではない。はっきり言って辺鄙な場所にある。知る人が意識して通う、あるいは近所の人がふらっと入る、そんなお店。が、繁盛しており、地域活性化の成功例として注目を集める。それが、川崎市多摩区にある、クラフト ビア ムーンライトである。
併設の醸造所でビールを作り、、作りたての生ビールが300円から飲める。またおつまみも手作りで、300円からの価格。野菜ビール漬け、野菜牛モツビールみそ煮、ビールアイス、なんてのもあった。
パブの内部は至ってシンプル。凝った照明もなく、間引きされた蛍光灯のもと、シンプルな作りのテーブルに椅子が並んでいる。
ここは、ムーンライト株式会社が運営。オーナーの髭爺ことYさんは一癖ある人物である。ビール工房を設立するようになった経緯、日本の法規制について語り出すと止まらない。大いに語る語る。「酒は食文化なんですよ。日本が自家醸造を禁止しているのはおかしい」
彼は利益のことを考えているのではない。シャッター街になってしまっている商店街に活気を取り戻すため、わざわざそうした場所に経営しているのである。このようなビール工房を普及したいと、モデル店舗の意味でこのお店を作ったとのこと。
それが証拠に我々「ソー~ビジネス」研修生に向かい同じビールビジネスを始めないかとかき口説く。
「味噌汁が作れる人なら大丈夫。」「鍋とバケツがあれば、誰でもビールが作れる。」
このお店では、手作りビール講習会も開いているそうだ、、、。
併設の醸造所でビールを作り、、作りたての生ビールが300円から飲める。またおつまみも手作りで、300円からの価格。野菜ビール漬け、野菜牛モツビールみそ煮、ビールアイス、なんてのもあった。
パブの内部は至ってシンプル。凝った照明もなく、間引きされた蛍光灯のもと、シンプルな作りのテーブルに椅子が並んでいる。
ここは、ムーンライト株式会社が運営。オーナーの髭爺ことYさんは一癖ある人物である。ビール工房を設立するようになった経緯、日本の法規制について語り出すと止まらない。大いに語る語る。「酒は食文化なんですよ。日本が自家醸造を禁止しているのはおかしい」
彼は利益のことを考えているのではない。シャッター街になってしまっている商店街に活気を取り戻すため、わざわざそうした場所に経営しているのである。このようなビール工房を普及したいと、モデル店舗の意味でこのお店を作ったとのこと。
それが証拠に我々「ソー~ビジネス」研修生に向かい同じビールビジネスを始めないかとかき口説く。
「味噌汁が作れる人なら大丈夫。」「鍋とバケツがあれば、誰でもビールが作れる。」
このお店では、手作りビール講習会も開いているそうだ、、、。
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- 2011-11-04 :
- 仕事
NPO法人フリースペースたまりば
星の数ほどあるNPO。
普通の企業が手を付けようとしない、そして行政の行き届かない分野に参入しているのがソーシャルビジネス。
わたしの参加している「ソーシャル~ プログラム」も佳境を迎えつつある。
11月1日、2日の両日はバスツアー。川崎市内のソーシャルビジネス団体(NPOや株式会社)を訪問。
この2日間に訪問した団体の事業概要に、経営姿勢に驚いたり、感心したり、胸を熱くしたり。
私は、ここで幾つか是非紹介したいという気持ちが止められない。
まず、ガツンと衝撃を受けた、
川崎市子ども夢パーク&NPO法人フリースペース たまりば
「夢パーク」と聞いてイメージしていた場所(ディズニーランド的なパークを想像していた)は、訪問してみると、、、、何これ??? 美しい遊具どころか、異様な光景が、、、。
木でできた掘立小屋が立ち並び、、、。よく見ていると”とんてんかんてん”と音。子どもたちがトンカチを取り、のこぎりを取り、掘立小屋を組み立てている(11月6日のイベント、「子ども夢横丁」の準備だったそうだ)。ここは、そうした「危ない」とされる道具も子どもたちが自由に使用できる。たき火をして、マシュマロを火であぶっていた子ども達も見た。パーク内を歩き回ると、水遊びしている子あり、秘密基地めいたものあり、、、いたるところに穴ぼこも。気を付けないと転んでしまう。泥んこ遊びももちろんご自由に!
ここでは、よくある「完成された既製の遊具を決まった使い方で遊ぶ」こととは無縁。子ども達はここでは外遊びを思いっきり楽しむ。けがと弁当は自分もち。自己責任の世界。大人は基本的に手出しをしてはいけない。だが、スタッフは常駐だし、分からないことは聞けばよい。ここは、安心してトライ、失敗できる場なのだ。
そして、この夢パーク内に併設されている、学校や家庭・地域の中に自分の「居場所」を見出せない子どもや若者たちが集まるスペース、フリーズペースえん。一日の過ごし方は、それぞれの子供が自分のぺースに合わせて、自分でプログラムを考えて活動している。「不登校」というと、従来は、また学校へ戻るよう「指導」していくスタイルが普通だった。しかし、ここは、 「だれもが『生きている』 ただそれだけで祝福されている」 をテーマに、決して子どもに押し付けることはしない。
「夢パーク」と、「フリースペースえん」を運営しているのがNPO法人フリースペースたまりば(夢パークは、川崎市生涯学習財団と共同運営)。代表のNさんのお話がまた、素晴らしかった、、、。不登校や引きこもりの子供たちと向き合って25年。彼の絶え間ない笑顔から、しかし子供たちに対する、今の社会に対する思いというか、信念が伝わってくる、、、。
普通の企業が手を付けようとしない、そして行政の行き届かない分野に参入しているのがソーシャルビジネス。
わたしの参加している「ソーシャル~ プログラム」も佳境を迎えつつある。
11月1日、2日の両日はバスツアー。川崎市内のソーシャルビジネス団体(NPOや株式会社)を訪問。
この2日間に訪問した団体の事業概要に、経営姿勢に驚いたり、感心したり、胸を熱くしたり。
私は、ここで幾つか是非紹介したいという気持ちが止められない。
まず、ガツンと衝撃を受けた、
川崎市子ども夢パーク&NPO法人フリースペース たまりば
「夢パーク」と聞いてイメージしていた場所(ディズニーランド的なパークを想像していた)は、訪問してみると、、、、何これ??? 美しい遊具どころか、異様な光景が、、、。
木でできた掘立小屋が立ち並び、、、。よく見ていると”とんてんかんてん”と音。子どもたちがトンカチを取り、のこぎりを取り、掘立小屋を組み立てている(11月6日のイベント、「子ども夢横丁」の準備だったそうだ)。ここは、そうした「危ない」とされる道具も子どもたちが自由に使用できる。たき火をして、マシュマロを火であぶっていた子ども達も見た。パーク内を歩き回ると、水遊びしている子あり、秘密基地めいたものあり、、、いたるところに穴ぼこも。気を付けないと転んでしまう。泥んこ遊びももちろんご自由に!
ここでは、よくある「完成された既製の遊具を決まった使い方で遊ぶ」こととは無縁。子ども達はここでは外遊びを思いっきり楽しむ。けがと弁当は自分もち。自己責任の世界。大人は基本的に手出しをしてはいけない。だが、スタッフは常駐だし、分からないことは聞けばよい。ここは、安心してトライ、失敗できる場なのだ。
そして、この夢パーク内に併設されている、学校や家庭・地域の中に自分の「居場所」を見出せない子どもや若者たちが集まるスペース、フリーズペースえん。一日の過ごし方は、それぞれの子供が自分のぺースに合わせて、自分でプログラムを考えて活動している。「不登校」というと、従来は、また学校へ戻るよう「指導」していくスタイルが普通だった。しかし、ここは、 「だれもが『生きている』 ただそれだけで祝福されている」 をテーマに、決して子どもに押し付けることはしない。
「夢パーク」と、「フリースペースえん」を運営しているのがNPO法人フリースペースたまりば(夢パークは、川崎市生涯学習財団と共同運営)。代表のNさんのお話がまた、素晴らしかった、、、。不登校や引きこもりの子供たちと向き合って25年。彼の絶え間ない笑顔から、しかし子供たちに対する、今の社会に対する思いというか、信念が伝わってくる、、、。